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「心臓リハビリテーションって実際どうなの?」
心臓リハビリテーションがあったから取り戻せたこと、体験者インタビュー
こんにちは。CrehaRの津野です。
いつもありがとうございます。そして、はじめまして!
突然ですが、皆さんは「心臓リハビリテーション(心リハ)」という言葉を聞いたことがありますか?
命に関わる心臓病の治療において、手術や薬と同じくらい大切でありながら、残念ながらその認知度はまだまだ低いのが現状です。
この事実は、心臓病を乗り越え、自分らしく前向きに生活したいと願う多くの方々にとって、大きな壁となっています。
そこで、この度、「心臓リハビリテーション」を広く社会に伝える機会として、このブログをスタートします!
「心臓リハビリって、運動のこと?」「何のためにやるの?」といった基本的な疑問から、「心臓病があっても活動的に生きる方法」「心臓リハビリを体験された方の今の想い」まで、心臓リハビリの持つ計り知れない力を分かりやすくお伝えしていきます。
そして今回は、CrehaR津野が、心臓リハビリテーションを経験された洋子さん(仮名)に今の想いを聞いてきました。
病床で誓った「絶対、前を向く」
― 入院された当初の気持ち、また不安に感じていたことはありましたか?
不安というより、元気になって戻らなくちゃという気持ちが大きかったですね。
このままの状態でいたんじゃ周りも困るけど、一番は自分が困るわけだから、頑張っていこうという気持ちでしたね。性格的なところもあるとは思うんですけど、もうこうなったんだからしょうがないと思って先を見ないと、という感じでした。
― 心臓リハビリで印象に残っていることはありますか?
看護師さんが手取り足取りやってくださり、それで前向きに考えられていました。
あとはリハビリですよね。ほら、歩けなくなったていうのが一番、ベッドの脇にも立てないくらいでしたからね。
何もできないんだっていうのを感じましたね。夢の中ではスタスタ歩けてたんですけどね。けど実際は立ち上がることもできなかった。
そして、そこからの回復ですね。心臓の方は先生にお任せしてて、ちゃんと管理してもらって安心できたからリハビリ頑張らなくっちゃってことで、ちょっとずつ立ち上がれるようになったりとか、段階的にやってもらって、そういうのが印象的かな。
リハビリ中の動画を看護師さんが撮ってくれたのがあるんです。(立って歩く姿を見せて頂きました。)これ見ると、こんなに歩けなかったのに、今は歩けるようになったんで、自分で自分にすごいなって思いますよね。
「もう一度、自分の人生を生きる」
― 心臓リハビリを続けてきたことでの変化があれば教えてください。
やっぱり、退院してからも続けてきたことでいい方に変わったと思います。
今ではこうやってね、何千歩も歩けたり、あとは、この前も河口湖の方に行ってきたんですけど、旅行に行ったりとか、今度歌舞伎座に行く予定なんですけど、こうやって楽しみを見つけて、東京だって、あんな人混みはもう歩けないと思ってたんですけど、この前も東京に一回行ってきたんです。
そういうのって、「大丈夫だよ」って言ってくれる人の後押しがすごく気持ち的に大きいですよね。
今では、「行けた」とか、「歩けた」とか、そういうのが一つ一つステップになってます。
あと、生活してて周りのサポートがあるので、心臓に対しての不安はないですね。
自分でも、この心不全ダイアリーを使って、毎日記録するようにして体調管理をしてるんです。
― 最後に、心臓リハビリをまだ知らない方へのメッセージをお願いします 。
ぜひ、知ってほしいですね。
やっぱり、そういう専門的な知識を持っていらっしゃるから、ちょっと動いて息苦しいんだとか、そういうことをお話しして、相談できる人がいる。
私、ちょっと脈がゆっくりなんですけど、一般的には不安になると思うんですよ。でも薬で心臓に負担ないようにしてるから大丈夫だよと言われると、そういうことかとちゃんと説明してもらえるので安心できるんですよね。
やっぱり今までと違うことが起こった時に、その原因を知れるっていうのは大きいです。
私は、たまたま近くに心臓リハビリやってる病院があったからよかったですけど、そういう心臓リハビリを受けられるサービスがあれば、ぜひ受けてほしいです。
いかがでしたか。今回ご紹介した洋子さんのように、心臓リハビリテーションによって体力を回復し、社会に復帰された方は、決して少なくありません。一つ一つできるようになっとことへの喜びや、前に向かって進むんだという強い思いと、心リハの科学的なアプローチが結びついたとき、人生は再び大きく動き出します。
心臓病だからといって、あなたの未来を制限する必要はありません。
あなたの可能性を引き出す鍵、それが心臓リハビリテーションです。
このブログでは、心臓リハビリに関する情報をこれからも発信していきます。
まずは「知る」ことから、あなたのスタートを切りましょう!

